■ 6月の空気が、もう真夏の匂いになった
6月に入ったばかりだというのに、函館で26℃、東京では33℃の真夏日と、いきなり
驚くような暑さなっています。 かつては梅雨寒で長袖を羽織っていた季節が、今では熱中症警戒アラートの季節に変わりつつあります。
「四季がなくなる」なんて昔は極端な話に聞こえましたが、 春と秋がどんどん短くなり、“夏と冬の二季制”のような気候に近づいているのを、肌で感じています。
■ 経済優先の社会で、環境問題は後回しに
地球温暖化のニュースは毎年のように聞きますが、 実際の対策はどうでしょうか。
・CO₂削減よりも経済成長 ・再生エネルギーよりもコスト優先 ・森林保全よりも開発
そんな構図が、まだまだ根強く残っています。
もちろん経済も大切です。 でも、「暮らしの土台である環境」が壊れてしまえば、経済も健康も成り立たない──その当たり前のことが、どこか置き去りにされているように感じます。
■ 高齢者にとって「避難」は簡単ではない
猛暑、豪雨、台風、地震。 災害が増える一方で、避難の難しさは年々深刻になっています。
・足腰が弱く、避難所まで歩けない ・車が運転できない ・階段がつらい ・荷物を持てない ・判断力が落ちてしまうこともある。
「逃げてください」と言われても、 逃げたくても逃げられない人が確実に増えているのです。
これは個人の問題ではなく、社会全体の課題です。
■ では、私たちに何ができるのか
大きなことはできなくても、 “今日からできる小さな行動”は必ずあります。
● ① 家の中の“熱中症リスク”を減らす
・カーテンで直射日光を遮る ・扇風機とエアコンを併用 ・冷感タオルや保冷剤を常備 ・室温計を置く(28℃超えたら危険)
高齢者は暑さを感じにくいので、客観的な判断(室温確認等)が重要です。
● ② 行政の支援制度を知っておく
・避難行動要支援者名簿 ・移動支援 ・見守りサービス ・エアコン設置補助 こうした制度は、知っているだけで助かる命があります。
● ③ 「環境に優しい選択」を日常に少しずつ
・無駄な電気を消す ・買い物袋を持つ ・地元の食材を選ぶ ・歩ける距離は歩く
気休めかもしれませんが、環境負荷軽減に貢献できると信じ、小さなできることを積み重ねていきたい
と思います。
■ そして最後に
元気に長く生き、最期は苦しまずに旅立つという、「ピンピンコロリ」は昔からの日本人の願いです。
そのためには、 健康だけでなく、安全な環境が欠かせません。
・猛暑で体を壊さない ・災害で命を落とさない ・安心して暮らせる地域がある ・助け合える人間関係がある
これらすべてが「ピンピンコロリ」の土台です。
つまり── 環境を守ることは、ピンピンコロリの実現そのものなのです。
気候変動を「遠い世界の話」とせず、 自分の暮らし、家族の未来、高齢者の安全と結びつけて考える、
その視点こそが、シルバーの我々にも必要なのだと思います。

6月に入っていきなりの猛暑。もはや日本は四季ではなく二季ではないだろうか。

コメント