■ ゴールデンウイーク、五木寛之と向き合う時間
今年のゴールデンウイークに、五木寛之の『大河の一滴 最終章』を読みました。「青春の門」で青春を高々と謳った作者が、老いを語る最終章出版と聞き興味深く手に取りました。必ずしも、自分の心の“問い”に答えるものばかりではありませんが、共感できる言葉も沢山あって読後の満足感を満たしてくれるような一冊でした。
「人はどう老いていくのか」 「老いた国が実現する」
この二つのテーマが、深く、静かに、しかし確かな重みをもって語られている。
■ 個人の老いと、国の老いが重なる時代
私たちは今、これまでの日本が経験したことのない社会に生きています。 個人として年齢を重ねるだけでなく、国全体が高齢化という“老い”を迎えているようです。
五木寛之は、この状況を悲観でも楽観でもなく、 「そういう時代をどう生きるか」という視点で語っているようです。
- 若い頃のように無理をしない
- 競争よりも調和を選ぶ
- “できなくなったこと”より“まだできること”を見る
- そして、老いを恐れず、静かに受け入れる
その姿勢は、読んでいて不思議と心が軽くなるようです。
■ 見出しだけでも深い。読みながら何度も立ち止まった
『大河の一滴 最終章』は、見出しだけでも考えさせられる。 たとえば――
- <孤独>なんてないかも
- 人生は「運か努力か」でなく
- 常識という鎧をもう捨てる
- 「正しいからやる」より「面白そうだからやる」
- いい加減な生き方
- 高齢社会の明日
どれも短い言葉なのに、胸にストンと落ちる。 読みながら何度も手を止め、 「そうだよなあ」と自分の人生を振り返ってしまう。
■ 高齢社会を生きる私たちへのメッセージ
五木寛之の文章は、説教でも理想論でもない。 むしろ、肩の力が抜けるような“流れ”に満ちているようです。
- 無理に若く見せなくていい
- できない自分を責めなくていい
- 老いは恥ではなく、自然の流れ
- 国が老いていくのも、また自然の流れ
そのうえで、 「だからこそ、今できることを淡々と続ければいい」 という静かな励ましがあるように感じます。
■ まとめ:老いの時代を、静かに、しなやかに
『大河の一滴 最終章』は、 “老いをどう生きるか”という個人のテーマと、 “高齢化社会出現をどう受け止めるか”という国のテーマを、 ひとつの流れとして語っている。
読後に残るのは、 不安でも焦りでもなく、 「まあ、ゆっくり行けばいい」 という穏やかな気持ちの持ち方が大事ではという思いでページを閉じました。
スマホでユーチューブを見たり小説や漫画も読めますが、活字は本で読むのが一番ではないでしょうか。これからも月1冊読破を最低目標として、時間を楽しんでいきたいと思います!

『大河の一滴 最終章』を読んで、高齢社会という老いの国のただ中で、私たちはどう生きるのか


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